レンジフードに手が届かない!?本体に手を伸ばさなくてもラクラク操作できる方法をご紹介!
「レンジフードの本体スイッチに手が届かない」「かろうじて手が届いてもギリギリ」...そんなお悩みを抱えている方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう私もあまり身長が高い方ではなく、電車のつり革につかまるのも大変なタイプです。レンジフードのスイッチのオンオフも、つま先立ちをして腕をのばすなどの少々無理な体勢を取らないとできません...。人間、頭上にあるものの存在はうっかり忘れがちです。調理の途中でレンジフードのつけ忘れに気がついて「あっ」と思ったことは何度もあります。
せっかくキッチンをリフォームするのなら、使いにくいところは少しでも改善したいと思うもの。
そこでレンジフードの本体に手が届きにくい問題について、2種類の解決方法をまとめました。
ぜひキッチンリフォームをする際の参考にしてみてくださいね。
①手元スイッチを作る
照明のスイッチのように、すぐ手が届くところにレンジフード専用のスイッチを作ることができます。
こちらPanasonic エコナビレンジフード用ワイヤレススイッチという商品になります。フラット形レンジフードDW・DEシリーズ対応商品です。
一番上にあるファンのマークを押すと、常時→弱→中→強とかんたんに風量調節ができます。
壁付のワイヤレススイッチなので、ほかにワイヤレスで使用している機器(照明など)があるとうまく反応しないこともありますが、シンプルでわかりやすい仕様なので年配者にも使いやすいです。
②加熱機器(コンロ・IH)とレンジフードを連動させる
ガスコンロとレンジフードを連動させ、ガスコンロを点火すると、レンジフードが自動的にON、消火すると数分後にOFF、換気が自動で停止するようにできます。
レンジフードと加熱機器を連動させるには条件がある
「コンロやIHを操作するだけで、レンジフードが自動で動いてくれるなんて便利!」と思いますが、連動させるには、レンジフード・加熱機器ともに換気連動タイプで、なおかつ、同じ周波数である必要があります。それにレンジフード・加熱機器の間口を合わせないと便利機能などがうまく作動しないことがあり、またそれぞれの機器の距離が離れすぎていると加熱機器から発する赤外線信号などが上手くレンジフードに送れないことがあります。
加熱機器(コンロ・IH)とレンジフードを連動させるコツ
「加熱機器とレンジフードが連動しない時がある」...そう感じる方は少なくないようです。実は加熱機器とレンジフードを連動式にしていても、とある条件下では作動しにくくなってしまいます。
◆ガスコンロの操作盤から発した赤外線信号を人に反射させ、レンジフードへ送っている
連動式のガスコンロは点火をするとレンジフードを動かすための赤外線信号が出ますが、実はこの赤外線を人に当て、その反射でレンジフードに信号を送っているのです。
加熱機器から直接レンジフードへ赤外線信号を送っているわけではないので、操作している人の立ち位置や服装によっては上手く信号が送れないことがあります。
(※商品によっては直接レンジフードに赤外線信号を送っているものもあります)
◆うまく赤外線信号をレンジフードへ送るには?
・加熱機器の使用中はテレビやエアコンなどのリモコン操作を近くでしない。
・黒い服や光沢のある服、また毛糸の服は避ける。
・加熱機器から身体を離しすぎたり、また近づきすぎないようにする。
また、加熱機器やレンジフードの赤外線部が汚れていたり、手や頭、鍋の取っ手など赤外線信号を遮るものがあると、連動しない原因になってしまいます。
連動タイプは制約が多い?
「服装や操作時の立ち位置に制約が多そうでちょっと...」と思われる方は、加熱機器の赤外線送信部から直接レンジフードへ赤外線信号を送るタイプのものを選びましょう。
赤外線信号で加熱機器とレンジフードを連動させると一口に言っても、赤外線の送信部や受信部の位置は商品によって若干異なり、また赤外線自体も「人に当てて反射させるタイプ」と「加熱機器からレンジフードへ直接信号がいくタイプ」という2種類のタイプがあります。
一見、加熱機器からレンジフードへ直接赤外線信号が行くものの方が性能が良さそうに見えますが、送信部が天板の上にあるので汚れやすく、また鍋の取っ手などで信号が遮られる可能性があります。人に赤外線を当てて反射させるタイプは服装に制限が出るものの、赤外線の送信部が加熱機器の操作部にありますので、調理中の汚れが原因で連動しなくなることは少ないです。
まとめ
「手が届く位置に簡易的なリモコンスイッチを作る」「レンジフードを加熱機器と連動させる」という2つの方法をご紹介しました。
レンジフードと加熱機器を連動させる方法はラクですが、どのような仕組みで連動させているのか知らないとうまく使えないこともあります。また、レンジフードだけ動かしたい場合もあると思います。風量の強さなど、個別に設定して動かしたい場合は手元スイッチがあったほうが便利でしょう。
どちらの方法がご家族やご自分のキッチンの使い方にあっているか、よく考え、検討してみてはいかがでしょうか?