キッチンリフォームコラム

リフォーム専門店のプロが
キッチンにまつわる話を連載

キッチンリフォームを成功させるコツ!

せっかくキッチンをリフォームするなら、使いやすく調理台に立っていて気分が上がる空間にしたいもの。
「でも何をどうしたらいいか分からない」「どこにリフォームを頼めばいいの?」と情報収集される方も多いかと思います。
そこでキッチンリフォームを成功させるコツをまとめてみました!

キッチンを取り変える目的は?

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今使っているキッチンが壊れてしまったからすぐに取り変えたい、もしくは出来るだけ安くキッチンを交換したい場合は、先にリフォーム会社を決めて予算に合うキッチン商品の提案を受ける方がスムーズに話が進むことでしょう。
一方、自分好みのキッチン空間を作りたいという方には、まずどのようなキッチン&空間を作りたいのか?方向性をはっきり決めてから、リノベーションの案件を多く取り扱っているリフォーム会社に依頼したほうが、満足度の高いリフォームができます。
そう、先にキッチンを取り変えたい目的をはっきりさせておくことが大事です。
価格と理想を両立させることはぜったいに無理とは言い切れませんが、いざという時どちらを優先させるのか?先に決めておいたほうがスムーズに打ち合わせが進みます。

満足のいくキッチンにする方法

満足のいくキッチンにする方法、それはずばり家事動線が考えられた空間にすることです。

家事動線とは?

家事動線とは、住宅内で炊事や洗濯、掃除など、家事をする際に人の動きをあらわす線のこと。
キッチンであてはめると、調理する、配膳する、片付ける、といった、人の動きを追ったもののことを言います。
家事動線を考えて配置することで、家事の効率が大きく変わってきます。

家事動線を考えることで、居心地の良いキッチンに!

家事動線が考えられている使い勝手の良いキッチンにするだけで、毎日が楽しく過ごせるようになります。
デザインはそれぞれ好みがありますが、いくらオシャレな空間でも、動きにくく使いにくいキッチンでは満足度が下がってしまいますし、こんなはずじゃなかったと後悔してしまいます。

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家族構成やライフスタイルなどを考慮し、作業効率・導線設計を考える事で、使いやすいキッチンにリフォームする事が出来ます。

キッチンの決め方

リフォーム会社が決まったら、キッチンの選定を行いましょう。
色々なキッチンを見るためにショールームへ足を運び、自分自身がほんとうに良いと思えるキッチンを選びましょう。しかし最初は見るポイントが分からないかと思います。
メーカーにより特色が出やすいポイントは3つあります。
それは扉色・収納・水栓です。

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他にもメーカーにより様々なこだわりや特徴がありますが、最初のうちにある程度見るポイントを決めておくと、各メーカーショールームを巡る際もスムーズになり、キッチンの関連商品にも目を向けやすくなります。選び抜いたキッチンには愛着が沸きますので満足度も高くなります。

営業担当者との打ち合わせ

キッチンの仕様が決まり、後は営業担当者と打ち合わせを行います。
この打ち合わせがリフォームを成功させるもっとも大切なポイントになります。
なぜ担当者との打ち合わせが重要かと言いますと、どんなに理想のキッチンを選んだとしても、作業効率・導線設計の打ち合わせがしっかり出来ていないと、とても残念なリフォームになってしまうからです。

打ち合わせの確認ポイント

・机の上で打ち合わせを行わず、必ずキッチンで新しく取り付ける機器や収納の間口、奥行きのチェックを行いましょう。
(その際に、マスキングテープなどで床に印をしておくと解かりやすいです。)

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・高さの確認はかならずしましょう。特にキッチンの作業台や吊戸棚、レンジフードの高さは重要です。いざ取り付けてみたら手が届かない、逆に台が低すぎて使っていて腰が痛いなんて事になったら最悪です。

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・キッチンを1番使う人の身長を考慮して高さの設定をしましょう。

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・作業効率・導線設計の確認をしましょう。頻繁に使う「コンロ」「シンク」「冷蔵庫」の3つを結ぶ線(三角導線)の距離が短いと作業効率が良くなります。

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※三角導線の3辺の総和が3600~6600mmに収まるとキッチンの使い勝手がよくなるそうです。
また、食器棚、電子レンジや炊飯器などの調理家電、忘れがちなゴミ箱などの位置も重要ですので、きちんと工事をする前に位置を決めておく方が良いでしょう。

まとめ

ご家族の生活リズムや家族構成によっても、まさに使いやすいキッチンは十人十色だと思います。
毎日使うスペースだからこそ、妥協の無いように営業担当者とじっくり、しっかり打ち合わせを行い、理想のキッチンを実現させましょう!